とうびょうライトハウス

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闘病する人のアクションづくり ― スモールステップで一歩ずつ! ―

前回の記事「闘病する人の未来を描くゴールづくり」で、ゴールを作り、ビジョンを描いていただきました。今回は、その続編ということで、アクション(行動)作りをします。ただ、ゴールに向けていきなり、アクション起こしましょうでは、どう踏み出して良いのかが分かりません。そこで、下準備として現状のリソース(資源)を洗い出します。この続編のワークにより、ライトハウス式のセルフコーチンが完成しますので、ちょっとお付き合いください。

 

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 もくじ

【①リソース(資源)の洗い出し】

【②アクション(行動)を考える】

【まとめ】

 

1.リソース(資源)の洗い出し

 ゴールに向けて、どうやって歩きはじめるかを考える前に、先ずは今あなたが持っているリソース(資源)を洗い出しましょう。このワークでのリソースとは、ゴールに向かって歩き出すために役立つ資源のことです。例えば、あなたが既に持っている知識技能経験協力者モデルになる人などです。あなたの所属するコミュニティもリソースになります。これら知識からモデル、コミュニティまでの項目名と、その他を加えて紙の上(縦方向)に書き出して下さい。そして項目名の横に、あなたの持つリソースを項目ごとに書き出して下さい。

 

step3. リソースを各項目ごとに書き出しましょう。

 

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2.アクション(行動)を考える

 次に、ゴールへ近ずくためのアクション(行動)を考えます。先程、書き出していただいたリソースを参考にしながら、どんなアクションを起こしたら良いのかを考えます。できるだけたくさん考え出しましょう。そして紙に書き出して下さい。リソースリスト以外から何か思いつきましたら、もちろんそれもOKです。なかなか出てこないという方は、次の質問を自問してください。

 ☆あなたの良く知る○○さんだったら、アクションについて何て言ってくれると思いますか? 

※○○さんは、例えば主治医、看護師、友人、同僚の方などです。実際にたずねる訳ではなく、仮に○○さんだったら何ていうだろうかと、想像してみるということです。

 

step4. できるだけ多くのアクション(行動)を書き出しましょう。

 

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 書き出せましたでしょうか?はい、それでは次に、どれかひとつ、最も優先したいアクションをひとつ選んでください。

 

選べましたら、次にそのアクションを具体化していきましょう。下記の質問に答えてください。 ※自問自答形式でやってみましょう。

 

そのアクションを、具体的にどのように行いますか?

 

まず何を(どの辺りから)行いますか?

 ※誰と行いますか? どこで行いますか? どれくらい行いますか?

 

 その一歩目は、いつから行いますか?

 

このアクションをやり遂げる自信はどのくらいありますか?

 

※やり遂げられる自信の程度を、1(まったく自信がない)~10(完全に自信がある)の数字で表現してください。もし1~7の間だったら、アクションをもう一度見直してみましょう。

 

step5. 最も優先したいアクション(行動)をひとつ選び、その行動を具体化した内容を書き出して下さい。

 

どうですか?ゴールを目指せる、良いアクションが見つかりましたでしょうか?次に、アクションを具体化し、書き出したものを読み返しましょう。そしてもしこのアクションを自分が起こしたら、どうなっていくのか思い巡らしましょう。うまくいった時に、自分がどんな気持ちになるかも想像してみましょう。もし障害になる要素が見つかった時には、どう対処したらよいかを予め考えておくことも大事です。

 

step6. アクション(行動)を具体化したものをよく読み返し、行動した後の経過を想像しながら、事前に検証してみましょう。

 

step7. アクション(行動)!!!

 

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まとめ

 前回のゴールビジョン作りから始まったワークが、今回のリソースアクション作りをやったことで、ライトハウス式のセルフコーチンが完成しました。いかがでしたでしょう。体と心の状態が比較的落ち着いている時に、紙と筆記具を用意した上、静かなお部屋でぜひ試してみてください

 

参考文献:諏訪茂樹(2007)『対人援助のためのコーチング』中央法規(80-89項)

 

追記

 ゴール(目標)作りについての追記です。前回の記事中に、ゴール(目標)は実現可能性も考慮してくださいと記載しました。ですが、実現可能性が困難と思われる目標であっても、1パーセントでも実現可能性があり、それをぜひやってみたい!という強い意欲の支えがあるなら、ゴール(目標)設定も十分にアリです。

その際は、中間目標をひとつかふたつ、作ってみることが大事です。仮に最終目標としてのゴールに到達できなかったとしても、第一中間目標をクリアできたなら、それだけでも自信になりますし、大きなゴール設定をしたからこそ、第一中間目標に到達できたとも言えるでしょう。

また、闘病中の方なら、病気の自己管理にセルフコーチングを用いることもできますし、以前からやってみたかった大きな夢(ヨーロッパ旅行など)の実現を、退院後のゴールに据えてみるのも良いかと思います。

 

 

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